Elemental Record電子契約システム
契約書が改ざんされない仕組み
紙の契約書は、製本や割印によって「後から差し替えられていないこと」を示してきました。 本システムでは、次の5つの仕組みを重ねることで同じことを実現しています。
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契約書のハッシュ値を記録する
書類を作成した時点で、その内容から SHA-256 という計算方法で「ハッシュ値」と呼ばれる64桁の値を作り、記録します。 ハッシュ値は内容が1文字でも変わるとまったく別の値になり、逆にハッシュ値から中身を復元することはできません。 記録した値と照合すれば、契約書が後から書き換えられていないことを確認できます。
- 2
締結時に電子署名を付ける
すべての署名者の同意が揃うと、締結済みPDFに電子署名(PAdES形式)を付けます。 電子署名は、その時点のPDFの内容と結びついた「封」のようなものです。 1文字でも書き換えると封が壊れ、Adobe Acrobat などのPDF閲覧ソフトで「文書が変更されています」と表示されます。
- 3
タイムスタンプで「いつ」を証明する
締結済みPDFのハッシュ値を第三者のタイムスタンプ局(TSA)へ送り、時刻の証明書(RFC 3161 形式)を受け取って保管します。 これにより「その時刻に、その内容の契約書が確かに存在していた」ことを、当事者以外の記録として示せます。 タイムスタンプが取得できなかった場合も締結は完了し、ハッシュ値と電子署名による確認は変わらず行えます。
- 4
操作の履歴を鎖のようにつなげて残す
作成・送信・閲覧・同意・却下といった操作は、すべて履歴として記録されます。 それぞれの行には「1つ前の行のハッシュ値」を含めたハッシュ値が入っており、鎖のようにつながっています。 このため、途中の1行だけを書き換えたり削除したりすると、それ以降のすべての行とつじつまが合わなくなり、手を加えたことが分かります。
- 5
誰でもその場で確かめられる
締結済みの契約書には、合意締結証明書とQRコードが付きます。 QRコードを読み取ると、契約書のハッシュ値・締結日時・タイムスタンプの有無を確認できるページが開きます。 また「真正性検証」の画面にお手元のPDFをアップロードすると、システムに記録されたハッシュ値と一致するかをその場で照合できます。
そのほかの取り扱い
- 契約書に残らないもの
- コメントや承認者の修正指示は、確認のためのしるしです。締結する契約書のPDFには一切出ません。
- 署名用リンクの扱い
- 署名者ごとに推測できない専用リンクを発行し、有効期限を設けています。アクセスコードを設定すると、リンクを知っていても入力しなければ内容を開けません。
- 締結後の書類
- 締結後の契約書は書き換えられません。内容を直す場合は、あらためて契約を作成し直していただく運用になります。
- 電子署名に使う証明書について
- 本システムの電子署名には、当社が発行した証明書を使用しています。認定認証局が発行する証明書ではないため、PDF閲覧ソフトによっては発行元が「不明」と表示されることがあります。この場合も、締結後に内容が変更されていないことの確認には支障ありません。